40歳を過ぎた頃から、聴力は少しずつ低下すると言われています。
聴力は目に見えて分かるものではない為、聞こえにくいという事に気がつかない方もいらっしゃいます。
下記の聴力グラフは、一般的に多く見られる傾向の聴力です。
年齢が上がるにつれ、高音が聞きにくくなる傾向であることが読み取れます。
高音が聞きにくくなることで、言葉の子音がきこえにくくなっていきます。
すると言葉の聞き分けが困難になるので、聞き間違いや聞き返しが増えてきます。
音は聞こえるけど言葉がはっきりしないのはこの為です。
難聴には種類があります。
耳のどの部分に障害があるかによって、伝音難聴、感音難聴、混合性難聴と3つの種類に分かれています。
中耳炎や外傷等により外耳〜中耳の部分に障害が起こる難聴です。
鼓膜を誤って傷つけてしまったり、鼓膜に穴があいている、耳垢が詰まってしまうなどの原因があります。
音量に対する感度が悪化して、小さな音が聞こえにくくなります。
特徴は小さな音は聞こえにくくなりますが、高度難聴にまではならないということです。
内耳〜聴神経〜脳の障害で起こる難聴です。
神経系の障害で言葉の理解力が悪化します。
加齢による老人性難聴はこの感音難聴にあたります。
また、突発性難聴や騒音にさらされる環境下にいた事が原因で障害が起こる事もあります。
突発性難聴の場合、早い時期ですと聴力が回復する可能性もありますので、突然きこえが悪くなってしまった場合にはすぐに耳鼻科を受診し治療して頂く事をおすすめします。
補聴器を使用している方の多くは、この感音難聴だと言われています。
特徴は小さな音はきこえないが、大きな音はうるさく感じます。
伝音難聴と感音難聴が同時に起こる難聴です。
もともと伝音難聴の方で内耳に影響が出る方もいれば、感音難聴の方に伝音難聴が併発するというパターンなども見られます。
テレビの音が大きいと家族に言われた事がある。 | ○ | × |
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後ろから声をかけられて聞こえなかった事がある。 | ○ | × |
会話をしている時、聞き返すことがしばしばある。 | ○ | × |
大勢の中で、声が小さい人の話が聞きづらい。 | ○ | × |
病院などで名前を呼ばれても聞き逃す事がある。 | ○ | × |
騒音の多い場所やうるさい大きな音のする環境にいる。(いた事がある。) | ○ | × |
車の中でエンジン音などがすると、会話が聞き取れない事がしばしばある。 | ○ | × |
電話での会話中、言葉を聞き間違えてしまう。 | ○ | × |
お疲れ様でした。
自分で採点して頂きますが、○の数が多くなるほど難聴の可能性が高くなっていきます。
また補聴器を選ぶ際、ご自身の聴力に適合する器種を選ぶことがとても大切です。
片目だけで見ると疲れやすい。片耳だけの補聴器も同様です。
※1両耳装用にすると聴感上では約3db音が大きく感じられるようになります。
(但し、個人差によって違いはあります。)
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